[社会]
薬物300kg超を密輸のラオス人男に死刑判決
2019/09/03 03:47 JST更新
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北中部地方クアンビン省人民裁判所は8月29日、結晶状の薬物308.6kgを密輸したとして、ラオス人のセン・バン被告(男・25歳)に死刑の判決を言い渡した。
ラオス中部のボーリカムサイ県で暮らしていたセン・バン被告は、首都ビエンチャンでベトナムの南中部沿岸地方ダクノン省出身のハン・アー・チン被告と知り合い、「麻薬を密輸すれば大金を得られる」と話を持ちかけられた。
セン・バン被告は、1万USD(約106万円)の報酬で北中部地方ハティン省から南中部沿岸地方ダナン市に麻薬を密輸することに同意した。
2人はその後、ホーチミン市タンソンニャット国際空港経由でベトナムに入国し、2018年10月11日にハティン省に移動。翌12日、自動車に麻薬を載せて国道1号線を南に向かった。自動車にはハン・アー・チン被告も同乗していた。しかし、ハティン省の南に隣接するクアンビン省を走行中、スピード違反で交通警察に停車を求められた。
2人が不審な態度だったため、犯罪の形跡に気づいた交通警察が自動車の荷台を検査しようとすると、2人は森に逃走。荷台の検査では308.6kgもの結晶状の薬物が発見された。
セン・バン被告は翌13日に逮捕されたが、ハン・アー・チン被告は現在も行方がわからず指名手配されている。
[Tuoitre 16:55 29/08/2019, A]
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