台風3号の防災・災害支援で軍人・自警団ら約38万人を動員 [社会]

　国防省はこのほど、台風3号(アジア名：ウィパー、日本では台風7号)の接近に伴う大雨・土砂崩れなどの災害に備えて、軍人および自警団ら37万7000人を動員すると発表した。台風3号の影響により、1日から4日にかけてベトナム北部の広い範囲で激しい雨が降ると予想されている。

　国防省救難救助局防災室のグエン・アイン・ズン大佐は、台風発生後から災害防止に向けて関係各局と連携を強めており、軍人や自警団ら合わせて37万7000人と特殊車両を含む各種車両2300台を動員して、被害が予想される各省で支援にあたると発表した。

　台風3号は日本時間の15時50分時点で、南シナ海を西北西に向けて、ゆっくり進行しており、中心気圧990hPa、中心付近の最大風速20m/s、最大瞬間風速30m/sとなっている。国防省は、紅河デルタ地方ハイフォン市、同ナムディン省、東北部地方クアンニン省および北部山岳地方の自治体に対し、1日から2日にかけての台風の影響に十分備えるよう指導した。

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