[社会]
国家統一試験で寝坊、警察官が女子生徒のピンチ救う
2019/06/27 15:10 JST更新
(C) tuoitre |
(C) tuoitre |
高校卒業 兼 大学入学統一試験(国家統一試験)の物理・化学・生物の試験日だった26日、試験場の1つである東北部地方ハザン省ハザン市レホンフォン高校では、問題配布15分前の7時15分になっても受験者T・T・Yさんが姿を現さなかった。
試験場の責任者は、保護者や担任に電話をかけたが連絡が取れなかったため、この試験場で監視を担当していた警察官に協力を求めた。これを受けて、警察官のブー・ドゥック・ロイ大尉はバイクに乗り、試験場から約4km離れたYさんの自宅に急行した。
別の交通警察官1人も白バイに乗って交通整備を行い、ロイ大尉はYさん宅を発見。Yさん本人をバイクの後ろに乗せて、試験場の入り口まで送り届けた。Yさんが試験会場の教室に到着したのは入場締め切り時刻3分前のことで、ぎりぎりセーフだった。
試験を終えて試験場を出たYさんは報道陣のインタビューに対し、「復習のために夜遅くまで起きていた。目覚まし時計をセットしていたが、聞こえなかったため、寝坊してしまった。警察官たち皆さんに心から感謝している」と語った。
父親が2年前に他界し、母親も出稼ぎに行っているYさんは、兄と姉と一緒に暮らしているが、兄と姉は朝早くから仕事に出かけていたため、起こしてくれる人がいなかったという。
[Tuoitre 08:31 26/06/2019, A]
© Viet-jo.com 2002-2024 All Rights Reserved.
このサイトにおける情報やその他のデータは、あくまでも利用者の私的利用のみのために提供されているものであって、取引など商用目的のために提供されているものではありません。弊サイトは、こうした情報やデータの誤謬や遅延、或いは、こうした情報やデータに依拠してなされた如何なる行為についても、何らの責任も負うものではありません。