「公用車が駐機場で夫人を出迎え」、商工省幹部3人を処分 [社会]

　商工省の公用車が1月4日にハノイ市ノイバイ国際空港の駐機場で航空機のタラップに横付けしてチャン・トゥアン・アイン商工相の夫人を迎えていた出来事について、商工省は同省官房の幹部ら3人を処分した。

　同省のドー・タン・ハイ次官が2日に開かれた政府定例会合で明らかにした。報道陣の質問に対してハイ次官は「違反度合いと貢献度合いを検討した上で、1人を戒告処分、2人をけん責処分とした」と発表したが、3人の氏名についてはコメントを控えた。

　商工相夫人を出迎えた公用車は、商工省官房が「チャン・トゥアン・アイン商工相の出迎えのため」として手配したものだった。商工相夫人はモデルとして活躍していた有名人ということもあり、この出来事は国内で話題になっていた。

　アイン商工相はこの出来事が起きる前から心臓病の治療のためハノイ市の病院で治療を受けていたとされる。同省の責任者は、「夫人と子供が病に倒れたアイン氏と一刻も早く再会できるよう手配した。アイン氏は何も知らなかった」と主張した。

　なお、アイン商工相は元国家主席のチャン・ドゥック・ルオン氏の息子として知られている。

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