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[社会]

金正男氏殺害:インドネシア人被告を釈放、ベトナム人被告は裁判継続

2019/03/11 17:44 JST更新

(C) thanhnien
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 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄にあたる金正男(キム・ジョンナム)氏が2017年2月13日に滞在先のマレーシアで殺害された事件で、マレーシア検察は11日、実行犯として逮捕・起訴されたインドネシア人のシティ・アイシャ被告(女・26歳)に対する殺人罪での起訴を取り下げることを明らかにした。同日、アイシャ氏は釈放された。理由は明らかにされていない。

 アイシャ氏とともに殺人罪に問われて逮捕・起訴されたベトナム人のドアン・ティ・フオン被告については、引き続き裁判が継続される。フオン被告は、同日の公判で初めての被告人質問が行われ法廷で供述する予定だったが、被告人質問を前にアイシャ氏のみが起訴を取り下げられたことで大きなショックを受けているといい、弁護士の要請により被告人質問も延期された。

 フオン被告は事件について、一貫して「ドッキリ番組の撮影だと思い込んでいた」とし、「自分は利用された」と無罪を主張している。

 事件に関与したとされる複数人の北朝鮮人容疑者は、事件発生直後に第三国経由で帰国、または駐マレーシア北朝鮮大使館に身を隠した後にマレーシア政府の許可を受けて帰国している。 

[Thanh Nien 09:56 11/09/03/2019 / Thanh Nien 11:15 11/03/2019, A]
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