[社会]
バレンタインと富の神様の日がドッキング、宝飾店にひしめく人々
2019/02/14 18:05 JST更新
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テト(旧正月)明けの旧暦1月10日は「富の神様の日(ngay Via Than Tai)」で、今年は新暦2月14日のバレンタインデーと日にちが重なった。大切な人への贈り物や幸運のアイテムを手に入れるべく、多くの人々がゴールド(金)を買い求め、早朝から宝飾店の前には開店を待つ人たちで長い行列が出来ていた。
ドジ(Doji)やサコムバンクSBJ(Sacombank SBJ)、
フーニュアン・ジュエリー[PNJ](Phu Nhuan Jewelry)など、ゴールドを取り扱う各企業はこの日のために、複数の新商品を発表し、生産量も増やしている。ドジは30万点の商品(前年同期比+30%増)を、サコムバンクSBJは前年の2倍に相当する量の商品を準備したという。
金を扱った商品はアクセサリーや金の板に十二支を刻印したもの、金の延べ棒などまで多岐にわたる。特に、今年はバレンタインデーと重なったため、アクセサリー類が人気を集めているようだ。
ベトナムではこの日、幸運を呼び込むため、富の神様に雷魚や豚の丸焼き、お酒、果物などをお供えするのが伝統になっている。中でも雷魚は最もポピュラーで、雷魚専門店が軒を連ねるホーチミン市タンフー区タンキータンクイ(Tan Ky Tan Quy)通りは前日の夜から雷魚料理を求める客で賑わっていた。
庶民の間で人気なのは、雷魚の口をサトウキビで突き刺して、そのまま炭火焼したもの。焼けた雷魚の皮の何ともいえない香ばしさが癖になる一品だ。雷魚1匹に、ハーブ、ピーナッツ、炒めたネギが付いて13万~17万VND(約630~820円)とお手ごろで、豚の丸焼きと比べて遥かに安い。
[Vneconomy 15:01 13/02/2019 U]
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