[社会]
ホーチミン:メトロ管理副委員長に職務停止処分、出国後帰国せず
2019/01/17 06:04 JST更新
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ベトナム共産党ホーチミン市支部は14日、ホーチミン市都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~スオイティエン間)管理委員会(MAUR)副委員長 兼 党委書記のホアン・ニュー・クオン氏を職務停止処分とした。
同氏は2018年12月、管轄機関から許可を得ることなくベトナムを出国した。出国直前に提出された休暇届では、休暇期間が同月10日から31日までとなっていたが、2019年1月中旬になった現在も職場に戻っていない。
同氏はこれまで数度にわたり辞任届を提出したことがあり、2018年11月にも「家庭の事情」を理由に辞任届を提出した。また、2019年1月16日から2019年2月9日までの期間に「海外渡航」として休暇届を提出していたが、これは受理されなかった。
同市人民委員会はこれに先立つ2日、辞意を表明していたMAUR委員長のレ・グエン・ミン・クアン氏を解任した。
MAURの人員が大きく変動している背景には、同委員会が実施しているメトロ1号線建設案件について、管轄機関が同市人民委員会やMAURをはじめとする複数の機関の多くの違反を指摘したことがある。
同案件の投資総額は17兆3252億VND(約820億円)から47兆3252億VND(約2230億円)へと違法に上方修正され、調整の際に引き上げ分のファイナンススキームを確保しなかった。資金不足が原因で、2012年の着工から6年以上が経過した2019年1月現在も完成率は約61%程度に留まっている。
[Cafef 07:24 15/1/2019, A]
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