ハノイ：ライブ会場で7人死亡、麻薬中毒が原因 [社会]

　ハノイ市タイホー区にあるホータイ・ウォーターパーク(Ho Tay Water Park)で16日午後に開催されたエレクトロニック・ダンス・ミュージック(EDM)コンサートの会場で、観客7人が死亡する事件が発生した。

　会場では観客約5000人がプロジェクションマッピングと大音響の中で踊りに興じていたが、22時半ごろに複数人が異常行動を起こして病院に救急搬送され、うち7人の死亡が確認された。

　麻薬検査でいずれも陽性反応が認められ、死因は麻薬中毒だったことが分かった。さらに別の5人も引き続き治療を受けており、このうち2人が昏睡状態だ。

　現場からは、笑気ガス風船(中に亜酸化窒素を入れて膨らませた風船)やアンフェタミンなどの麻薬が収容された。観客によると、会場内には麻薬を使用する人が多く、ステージ付近では笑気ガス風船が堂々と売られていたという。

　チュオン・ホア・ビン副首相はハノイ市人民委員会に対して、同事件に関与した組織・個人の責任を明確にし、20日までにグエン・スアン・フック首相に報告するよう指導した。警察は同事件について捜査を急いでいる。

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