[社会]
米国越僑女性、ノーベル平和賞の候補に―性的暴力乗り越え
2018/07/17 06:59 JST更新
(C)Tuoi tre,Time |
米国の越僑女性アマンダ・グエンさん(26歳)が、ノーベル平和賞の候補者にノミネートされた。米カリフォルニア州のミミ・ウォルターズ下院議員らが、性的暴力サバイバー(生還者)の権利法案を編纂し法律制定に尽力しているとして、アマンダさんを候補に推薦した。
アマンダさんは、マサチューセッツ州のハーバード大学在学中にレイプ被害に遭った。警察で、同州ではレイプ犯罪の時効が15年で、性的暴力の証拠収集セット(レイプキット)が被害者からの延長申請がなければ6か月で廃棄されると州法で規定されていることを知り、6か月毎に申請を繰り返した。
彼女はこうした規定は問題だとし、2014年に性的暴力サバイバーの権利を保護することを目的とした非営利団体「RISE」を設立。性的暴力サバイバーの権利法案を通す運動を展開した。
法案は2016年に上院と下院を通過し、同年10月にバラク・オバマ大統領(当時)によって署名され連邦法となった。また、これまでに11の州で州法として制定された。アマンダさんは、レイプ犯罪の大半は州レベルでの裁判が多く州法が適用されるため、全米50州での制定を目指している。
[Tuoi tre,12/07/2018 16:47 GMT+7,O]
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