大火災で13人死亡の高層マンション、8月修繕完了・再入居へ [社会]

　3月下旬に深刻な大火災が発生し、住民13人が死亡したホーチミン市8区の高層マンション「カリナ・プラザ(Carina Plaza)」について、同マンションの投資主であるフンタイン建設貿易サービス製造有限会社(Hung Thanh)はこのほど、当局の立会いのもと、修繕案を発表した。

　建設技術科学研究所の鑑定結果によると、構造物への影響は、A棟の地下700m2、B棟の地下300m2が炎に直接触れて影響を受けているが、A棟およびB棟の上層とC棟は影響を受けていないという。

　このほか、A棟とB棟の電力ケーブルや上下水道も被害を受けており、換気システム、監視カメラシステム、拡声器システムも完全に故障しているという。

　フンタイン社は修繕に向けて建設省傘下の建設事業管理局に修繕案を提出し、合格の評価を受けた。同社はこれから修繕工事を開始し、順調に進めば1か月半の工期を経て8月中旬にも修繕を完了し、住民の再入居を受け入れる見通し。

　この火災では、13人が死亡、90人が重軽傷で入院し、地下駐車場に停まっていたバイク340台と自動車17台が炎上した。地下駐車場に停まっていたバイクから出火し、黒煙とともに火の手が上層階へ広がったことが確認されている。

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