[社会]
旧暦12月23日は「台所の神様の日」、お供え物市場に賑わい
2018/02/07 06:09 JST更新
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テト(旧正月)の元日(2018年は新暦2月16日)の1週間前にあたる旧暦12月23日(2018年は新暦2月8日)は、ベトナムで「オンタオの日(Ngay ong Tao)」「オンコン・オンタオの日(Ngay ong Cong ong Tao)」などと呼ばれる「かまど(台所)の神様の日(吐君節)」。家庭内の事情をよく知る台所の神様が、一家の1年の善悪を報告するため鯉に乗って天に昇る日だ。
ベトナムの人々はこの日に神様が無事に天に昇れるよう、鯉を湖に放したり、紙で作った鯉や冥器を燃やしたりする習慣がある。こうした中、ハノイ市のハンマー(Hang Ma)通りやホム(Hom)市場、モー(Mo)市場などの冥器を扱う市場が賑わいを見せている。
お供え物として主に人気なのは、衣服、帽子、履物、鯉といった伝統的な紙製の冥器だ。販売価格は例年とほぼ変わらず、台所の神様用の帽子・履物・鯉がセットで3万5000~30万VND(約170~1460円)、衣服が1万~2万VND(約49~97円)、馬が2万5000~10万VND(約120~490円)などとなっている。
おなじみの伝統的な冥器のほかに、高層ビラや「レクサス」の自動車、スクーター、テレビ、冷蔵庫、iPhoneなどもお供えものとして販売されている。
「かまど(台所)の神様の日」については、
ベトジョーライフ(VIETJO LIFE)の「
かまど神オンタオの日~ベトナムの旧暦12月23日~」を参照。
[Cam Tu, VOV, 07:10 06/02/2018 (GMT+7), A]
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