訪越の安倍首相、ホイアンで御朱印船を視察―フック首相と夕食会も [社会]

　第25回アジア太平洋経済協力(APEC)首脳会議および環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)首脳会合に出席するため南中部沿岸地方ダナン市を訪れていた安倍晋三首相は11日、ダナン市に隣接する南中部沿岸地方クアンナム省ホイアン市を訪問し、グエン・スアン・フック首相とともに長崎県から寄贈された御朱印船のレプリカを視察した。

　さらに安倍首相は、世界文化遺産に登録されており、フック首相の地元でもあるホイアン市の町を散策し、途中で日本人によって架けられた来遠橋(日本橋、Chua Cau＝橋寺)を視察した。

　視察を終えた安倍首相は、フック首相主催の夕食会に参加し、両首脳で二国間関係および北朝鮮、南シナ海情勢を含む地域・国際情勢についても意見交換を行った。

　なお、ホイアン市では同地方に上陸した台風23号(アジア名：ダムレイ、ベトナムでは台風12号)の影響で冠水被害が発生し、御朱印船レプリカ展示を含めた日本イベントの開催が危ぶまれていた。同イベントは、APEC首脳会議に合わせてクアンナム省が今年実施してきたイベントや活動の一環となっている

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