[社会]
海底ケーブル「IA」「SMW3」もトラブル、「AAG」に続いて
2017/08/29 04:47 JST更新
(C) ictnews |
27日午後、ベトナムと香港を結ぶ光海底ケーブル「アジア・アメリカ・ゲートウェイ(AAG)」にトラブルが発生したが、別の海底ケーブル「イントラアジア(IA)」および「シー・ミー・ウィー3(SEA-ME-WE3=SMW3)」にもトラブルが発生していることが明らかになった。
これにより、ベトナムから海外へのインターネットアクセスに影響が出ている。今回のトラブルは台風の影響によるものだというが、いずれのケーブルも現時点で復旧の目処は立っていない。
ただし、各通信事業者は、2016年末に試験運用が開始されたアジア域内を結ぶ大容量光海底ケーブル「
アジア・パシフィック・ゲートウェイ(APG)」などの迂回ルートに接続を切り替えて対応しているため、各ケーブルのトラブルによる影響は限定的だという。
SMW3は1999年9月に運用が開始されたもの。アジアとインドを繋ぐ唯一の海底ケーブルで、ベトナムと39か国を結んでいる。ベトナムでは南中部沿岸地方ダナン市沖に敷設されている。
一方IAは、シンガポールとベトナム、フィリピン、香港、日本を結んでおり、2009年11月に運用が開始された。ベトナム軍隊通信グループ(ベトテル=Viettel)によると、今回のIAの切断箇所は香港沖およそ54kmの地点だという。
[Thanh Luan, Thanh Nien, 10:53 AM - 28/08/2017, A]
© Viet-jo.com 2002-2024 All Rights Reserved.
このサイトにおける情報やその他のデータは、あくまでも利用者の私的利用のみのために提供されているものであって、取引など商用目的のために提供されているものではありません。弊サイトは、こうした情報やデータの誤謬や遅延、或いは、こうした情報やデータに依拠してなされた如何なる行為についても、何らの責任も負うものではありません。