[社会]
身代金ウイルス「WannaCry」の感染防止策、情報通信省が指示
2017/05/16 15:15 JST更新
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情報通信省ベトナム・コンピューター・セキュリティセンター(VNCERT)は、全国の政府機関や企業、組織などに対し、世界で猛威を振るっている「ワナクライ(WannaCry)」と呼ばれる身代金要求型ウイルス(ランサムウエア=Ransomware)の感染防止策を取るよう求めた。
このウイルスに感染すると、パソコン内のファイルが暗号化されて読めなくなり、復元するためには仮想通貨「ビットコイン(Bitcoin)」で300USD(約3万4100円)を支払うよう要求する文章が表示される。
チェコに本社がある情報セキュリティー会社、アバスト(Avast)は13日、ランサムウェアの被害はロシア、ウクライナ、台湾をはじめとする世界99か国・地域の約7万5000台のコンピューターで発生しており、今後増える可能性が高いと発表した。
ウイルスセキュリティ国内大手のBKAV社は、ベトナムでも「ワナクライ」の感染が既にいくつか確認されており、被害が拡大する恐れがあるとしている。
VNCERTは各機関・組織などに対し、大至急対策を講じるとともに、感染が発見された場合は問題のコンピューターを切り離し、同センターに報告するよう求めている。
[VnEconomy,15:21 - 15/5/2017,O]
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