クアンナム省：閉鎖の金鉱で違法な採掘が横行、一獲千金を夢見て [社会]

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　南中部沿岸地方クアンナム省フーニン郡タムライン村のボンミエウ金鉱は2016年6月に閉鎖されたが、多くの労働者が生活のためや一獲千金を夢見て金鉱掘りを続けている。以前はボンミエウ金採掘社で働いていたというQ氏によると、金鉱閉鎖で失業した労働者数百人が、違法で危険な金採掘に携わっているという。　30年以上金鉱掘りで生計を立てているというT氏は、「3人グループで掘り出せる金は、1日当たり約2200万VND(約10万6000円)で、費用を除くと1人当たり300万～500万VND(約1万4400～2万4000円)の稼ぎになる。純度の高い金脈に当たれば、1日で金10テール(約375g)を採掘できる」と話す。　タムライン村人民委員会のグエン・タイン・ビン主席によると、先月はボンミエウ金鉱で3回の取り締まりを実施し、220人を摘発するとともに違法な採掘に使用されていた発電機4台、砕石機2台、ポンプ3台、電線750mなどを押収した。汚染廃水の貯まった池が22か所で見つかり、環境汚染が懸念されるという。　ビン主席は「周辺地方のみならず、全国から金鉱掘りが集まっている。地元当局でできることは全てやっているが、違法採掘を阻止できない」と上級機関に報告したことを明かした。

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