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[社会]

金正男氏殺害:大使館がベトナム人容疑者と面会、「利用された」と主張

2017/02/27 16:55 JST更新

(C) zing
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 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄にあたる金正男(キム・ジョンナム)氏が13日に滞在先のマレーシアで殺害された事件で、駐マレーシア・ベトナム大使館は25日、容疑者として同国警察に逮捕されたベトナム人の女と面会した。  ベトナム大使館は面会で、同事件で逮捕された「Doan Thi Huong(ドアン・ティ・フオン)」名義のベトナム旅券を所持していた女が、旅券に記された人物と同一人物だということを確認した。同容疑者は、紅河デルタ地方ナムディン省出身の29歳。これを踏まえた上で、大使館は国民保護措置を講じている。  同容疑者は面会で、事件について「ドッキリ番組の撮影だと思い込んでいた」とし、「自分は利用された」と主張している。なお、同容疑者の健康状態は良好だという。  ベトナム大使館は、マレーシア当局に対して同国の法律や国際法、国際慣行に従い同事件を解決するよう求めると共に、事件の解決にあたり外国籍の国民の正当な権利を尊重するよう要請した。  これに先立ち、ファム・ビン・ミン副首相兼外相は、フィリピンのボラカイ島で開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)閣僚会議への出席に合わせて、20日にマレーシアとインドネシアの外相と会合した。会合でミン外相がマレーシアのアニファ・アマン外相に対し、駐マレーシア・ベトナム大使館が同容疑者と面会し国民保護措置を講じることができるよう同国の関連機関への働きかけを求めたことが今回の面会実現のきっかけとなった。 

[Tuoitre, 25/02/2017 19:12 GMT+7, A]
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