[社会]
海底ケーブルIA、25日アクセス復旧の見通し―AAGは目処立たず
2017/02/22 06:27 JST更新
(C) tuoitre |
1月10日と11日に続けて発生したアジア各国を結ぶ海底ケーブル「イントラアジア(IA)」の切断事故で、国防省傘下の携帯通信大手ベトナム軍隊通信グループ(ベトテル=Viettel)は、2月25日までに復旧工事が完了し、IAを通じたベトナムから海外へのインターネットアクセスが完全に復旧するとの見通しを明らかにした。
一方、2月18日午後に発生したベトナムと香港を結ぶ光海底ケーブル「アジア・アメリカ・ゲートウェイ(AAG)」のトラブルについては、現時点で原因が明らかになっておらず、復旧の目処も立っていない。AAGのトラブルは2017年に入って2回目。これに先立ち、1月8日に漏電トラブルが発生し、1月27日に復旧工事が完了したばかり。
総延長2万kmに及ぶAAGは、ベトナムから海外へのインターネットアクセスで通信量の60%を担う最大のルートだが、2009年に運用が開始されて以来、トラブルが相次いで発生している。
こうした中、2016年末にアジア域内を結ぶ新たな大容量光海底ケーブル「アジア・パシフィック・ゲートウェイ(APG)」の試験運用が開始された。各通信事業者は、AAGへの依存度を軽減すべく、APGのほかにもアジアとヨーロッパを結ぶ新たな大容量光海底ケーブル「アジア・アフリカ・ユーロ1(AAE-1)」の敷設を進めている。
[Duc Thien, Tuoi Tre, 20/02/2017 09:45 GMT+7, A]
© Viet-jo.com 2002-2024 All Rights Reserved.
このサイトにおける情報やその他のデータは、あくまでも利用者の私的利用のみのために提供されているものであって、取引など商用目的のために提供されているものではありません。弊サイトは、こうした情報やデータの誤謬や遅延、或いは、こうした情報やデータに依拠してなされた如何なる行為についても、何らの責任も負うものではありません。