ベトナムとオーストラリア、不法入国者の本国送還で覚書 [社会]

　オーストラリアの首都キャンベラで12日、ベトナムとオーストラリアの間で不法入国者の本国送還に関する覚書(MOU)が締結された。ベトナムからはトー・ラム公安相が、オーストラリアからはピーター･ダットン移民・市民権大臣が立ち会った。　これにより、オーストラリア海域で発見・阻止された不法入国者を含め、オーストラリアへの入国及び同国での滞在が認められない者をベトナムに強制送還するための体系を確保できることになった。同覚書の締結は、両国間の協力関係の強化を表すもので、不法入国・滞在の取り締まりに大きく貢献するものと期待される。　両国当局は2015年からこれまでに、船舶3隻でオーストラリアへ不法入国しようとしたベトナム人113人の本国への強制送還で協力。不法入国・滞在への取り締まりを強化すると共に、合法的な入国・滞在を推進し、貿易や教育、観光などの活動につなげている。

このサイトにおける情報やその他のデータは、あくまでも利用者の私的利用のみのために提供されているものであって、取引など商用目的のために提供されているものではありません。弊サイトは、こうした情報やデータの誤謬や遅延、或いは、こうした情報やデータに依拠してなされた如何なる行為についても、何らの責任も負うものではありません。