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[社会]

国道1号線を走るバス、車内で強盗や暴力の被害続出

2016/12/01 16:25 JST更新

(C)Tuoi tre,Loc Phu
(C)Tuoi tre,Loc Phu
 ホーチミン市から地方に向かう国道1号線を走るバスで、乗客が強盗や暴力の被害に遭う事件が多発している。東南部地方ドンナイ省チアン三差路までの約30kmの区間で、少なくとも4つのチンピラグループが活動している。  チャインという男が率いるのは25~50歳の5人グループで、どんな病気にも効くという「秘薬」を販売する形をとる。5人は9日午前10時頃、第2ビエンホア工業団地前で、南中部沿岸地方ビンディン省行きの寝台バスに乗り込み、30人ほどの乗客に「秘薬」を売り込んだ。売ると言っても強盗に近い押し売りだ。数人が被害に遭い、計220万VND(約1万0700円)を奪われた。運転手は「分かっていても何もできない。邪魔すれば殴られるだけだから」と話す。  クオンという男とその手下の2人が3日午前8時頃に乗り込んだホーチミン市行きのバスでは、「秘薬」の宣伝中に30歳ほどの男性が「騙されるな」と声を上げた。クオンは男性を激しくののしった上、顔を殴った。男性はなすすべもなく耐えるだけだった。  彼らが売っている「秘薬」は、薬局で購入できる通常の鎮痛薬にすぎない。被害者は、ホーチミン市で仕事をしてようやく貯めた金を故郷に持ち帰ろうとした若者や女性達が多いという。  

[Tuoi tre,14/11/2016 11:01 GMT+7,O]
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