[社会]
押収した偽ブランドを山分け?処分会場で関係者が争奪戦
2016/11/02 14:28 JST更新
(C) plo |
ハノイ市の科学技術省庁舎で10月に開かれた偽造品を処分する式典で、同省の関係者らが処分対象の偽造品を奪い合って持ち出すという出来事が発生した。その様子を撮影した動画がインターネットに掲載され、国内で話題になっている。
同省調査部及び同市公安局経済管理秩序犯罪捜査部(PC46)はこの日、記者を招いて偽造品の公開処分を行うことになっていた。処分対象は偽造品のかばん726点や財布1057点、ベルト39点、腕時計6点など計2349点に上る。
しかし、司会者が話を終えないうちに、同省の関係者らはずらりと並べられたクリスチャン・ディオールやエルメス、ルイ・ヴィトンなど高級ファッションブランドの偽造品に群がり、争奪戦を繰り広げる展開となった。同席していた警察は見て見ぬ振りをしていただけだった。同省の情報筋によると、偽造品の持ち出しは以前にも発生しているという。
これを受けて、チュー・ゴック・アイン科学技術相は同省調査部及び関連部署に対し、偽造品を処分するワークフローを報告するよう指導すると共に、偽造品を持ち出した人々に対して現物を返還するよう指示した。
[PLO等, 02:45 (GMT+7) 24/10/2016, A]
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