公安省、「切手シート」型麻薬の取り締まりを強化 [社会]

　公安省麻薬犯罪調査局(C47)はこのほど、若者の間で使用や売買が広まっている「切手シート」型麻薬(ペーパー・アシッド、幻覚剤の一種リゼルグ酸ジエチルアミド(LSD)を染み込ませた1.5cm四方の紙)の取り締まりを強化するよう、各地方の麻薬犯罪捜査課(PC47)に指示した。　LSDは長時間にわたり興奮状態が続き、強烈な幻覚作用を引き起こす薬物で、政令第82号/2013/ND-CPで違法薬物に指定されている。　各地方のPC47は今後、「切手シート」型麻薬の製造、所持、売買、使用の摘発を強化するほか、地方政府は関連機関と協力しLSD乱用の危険性について人々への周知徹底策を検討していく。　C47によると、最近では「切手シート」型麻薬のほか通称「ハッピーウォーター」、「ミルクティー」、「冬虫夏草」など幻覚性のある各種薬物が中国から密輸され出回り始めているとのこと。若者の間ではこれらの薬物を使用することが「イケている」として、炭酸飲料水に撹拌して飲むなどして乱用されている。これら薬物の主な成分はアンフェタミンやメタンフェタミンで強い中枢神経興奮作用をもつ。

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