[社会]
フンイエン省:盗まれた千手観音像を発見、手なし
2016/10/11 05:09 JST更新
(C) vnexpress |
紅河デルタ地方フンイエン省バンザン郡メーソー村のメーソー寺で9月29日に国内最多の1113本の手と1113個の目を有する
千手観音菩薩像が盗まれた事件で、バンザン郡警察は8日、この千手観音像が手の無い状態で発見されたことを明らかにした。
同日午前、農作業に出ていた地元住民が、メーソー寺から約8km離れた地点の国道5B号線(ハノイ~ハイフォン間高速道路)で、路肩に千手観音像が投棄されているのを発見した。しかし、発見された千手観音像は、手も目もなくなっていた。
当局及び地元住民、メーソー寺の関係者は、千手観音像を寺に戻すと共に、安置の儀式を執り行った。
当局によると、犯人らは巨大な千手観音像を隠して運ぶことができなかったため、手と目のみ外して持ち去り、残りの部分を往来の少ない高速道路に投棄したものとみられる。同郡警察は引き続き捜査を進めている。
メーソー寺の千手観音像は、国内の千手観音菩薩像で最多の1113本の手と1113個の目を有し、19世紀から同寺に祀られている。像高280cm、坐高140cm、台座53cm、蓮台23cm。1988年にも一度盗まれたが、近隣各省・市警察の捜査協力により、後日ハノイ市で発見された。
[Giang Chinh, VnExpress, 8/10/2016 | 19:20 GMT+7, A]
© Viet-jo.com 2002-2024 All Rights Reserved.
このサイトにおける情報やその他のデータは、あくまでも利用者の私的利用のみのために提供されているものであって、取引など商用目的のために提供されているものではありません。弊サイトは、こうした情報やデータの誤謬や遅延、或いは、こうした情報やデータに依拠してなされた如何なる行為についても、何らの責任も負うものではありません。