[社会]
ハノイ:自殺現場取材中の新聞記者に警察官が暴行、カメラも没収
2016/09/27 15:59 JST更新
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ハノイ市ドンアイン郡ニャッタン橋(日越友好橋)で23日午前、タクシー運転手が橋上にタクシーを乗り捨て飛び降り自殺した現場を取材していた新聞記者が、同郡警察官から暴行を受けた上、カメラを奪われる事件が発生した。この警察官の乱暴な行為を撮影した映像がインターネットに掲載され、大きな反響を呼んでいる。
被害に遭ったのは大手新聞「トゥオイチェー(Tuoi Tre)」の記者クアン・テーさん。テーさんは同日、他の報道陣と共に現場を訪れた。取材中、警察官1人に道をふさがれたため記者証を提示し、約30m離れたところで写真を撮影しようとしたテーさんは、数人に取り押さえられ、私服の刑事警察官1人に頭部や顔面を殴られて口から流血した。カメラも一時没収された。
これについて同郡警察刑事警察部長は同日午後、事件に関わったとされる警察官らに報告書を作成させると共に、同紙のハノイ事務所を訪れ、「警察官にあるまじき行為だった」としてテーさんに謝罪した。同市人民委員会のグエン・ドゥック・チュン主席は関連機関に対し、関係者を厳格に処分し、27日までに報告するよう指示した。
[VNExpress等, 21:09 (GMT+7) 23/9/2016, A]
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