[社会]
台湾フォルモサ、賠償金の半額2億5000万USDを納付
2016/08/01 03:08 JST更新
(C)VnExpress,Ha Do,チャン・ホン・ハー資源環境相 |
チャン・ホン・ハー資源環境相は29日、北中部地方で4月に発生した魚の大量死事故のその後の経過について国会に報告した。事故を引き起こした責任を認め5億USD(約510億円)の賠償金を支払うことを公約した台湾プラスチックグループ(フォルモサ・プラスチック・グループ=Formosa Plastics Group)傘下のフォルモサ・ハティン・スチール(Formosa Ha Tinh Steel Corporation=FHS)は、28日までに2億5000万USD(約255億円)を政府に納めた。残りは8月28日に支払うとしている。
ハー環境相はまた、FHSの53件の行政違反行為を処分したとし、現在違反事項の是正に取り組んでいると報告した。違反は、廃棄物や排水、排気の処理システム、オンライン観測システムなどに及んでいた。
海洋環境の汚染状況については、環境当局が調査を実施中で、8月15日に中間報告を科学者評議会に行い、それに基づいて海洋環境の回復策を検討するとしている。資源環境省は北中部地方タインホア省から南中部沿岸地方ダナン市までの沿海各省に、環境観測システムを構築する計画を作成中という。
ハー環境相は「FHSの事故により我々は、環境汚染を引き起こす恐れのある投資案件に対する管理や基準、環境影響評価、検査などのあり方について、多くの教訓を得ることができた」と述べた。
[VnExpress,29/7/2016 | 15:33 GMT+7,O]
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