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[社会]

国宝の海外持ち出し、書記長ら指導者の外交活動など3つのケースで可

2016/06/10 14:51 JST更新

(C) vnexpress, フウチュン(Huu Chung)銅鼓
(C) vnexpress, フウチュン(Huu Chung)銅鼓
 グエン・スアン・フック首相はこのほど、展示や研究、保存を目的とした国宝の海外への持ち出しについて定める首相決定第23号/2016/QD-TTgを公布した。2016年7月25日に施行される。  それによると、国宝は3つのケースに限り海外への持ち出しが認められる。持ち出しが認められるのは、◇共産党書記長または国家主席、首相、国会議長の外交活動、◇ベトナムの歴史や文化、国土、国民を紹介するための国家・省庁・地方レベルの国際協力プログラムの実施、◇国宝の研究または保存に関する国際協力計画の実施の3つのケース。  同決定では、国宝を海外へ持ち出す際は文化遺産法を遵守すると共に、国宝に損傷を与えることのないよう安全性を確保することなどを定めている。また、国宝の価値を金銭に換算し、保険に加入しなければならないほか、輸出にあたっては税関検査が免除される。  現在ベトナムには、ゴックルー(Ngoc Lu)銅鼓やMiG-21F96型戦闘機、T-54B型戦車フウチュン(Huu Chung)銅鼓、阮(グエン)朝(1802~1945年)第2代皇帝ミンマン(明命)帝時代の金印など、計104点が国宝に指定されている。 

[Lan Ha, VNExpress, 9/6/2016 | 08:36 GMT+7, A]
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