タインホア省：河川で魚が大量死、製糖工場の未処理廃水で [社会]

　北中部地方タインホア省タックタイン郡の4つの村を流れるブオイ川で4日から魚が大量死する現象が起きている。現在までに、同川に生息する魚のほか、養殖魚17t余りが死亡した。　沿岸30kmにわたり魚の死骸が水面に浮き、川の水は濁って悪臭を放っている。これにより、同地域では生活用水が不足し、川沿いの約1000世帯に影響が出ている。　同省当局が調査を行ったところ、原因は同川の上流にあるホアビン製糖株式会社(Hoasuco)の製糖工場(同省に隣接する西北部地方ホアビン省ラックソン郡タンミー村)が未処理の廃水を同川に流したことにあると分かった。　同社は2省の資源環境局との会合で、4月末から5月始めにかけて同川に未処理の廃水を流したことを認めている。タインホア省人民委員会は同社を処分すべく、同省警察に対し、関連機関と協力して捜査を急ぐと共に、早期に刑事事件として立件するよう指導した。

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