[社会]
暇な時は読書よりインターネット、「対話」を求める若者たち
2015/11/10 16:52 JST更新
) (C)Tuoi tre,Chau Anh |
ある若者の親が、現代の若者の読書の実態について関心を持ち、子供のフェイスブック(Facebook)上で小さなアンケートを実施した。その結果、読書にあまり時間を割かない実情が浮き彫りになった。
アンケートに回答したのは18~30歳の60人。暇な時間に何をするかとの問いに、41.7%が「インターネット」と回答。以下「映画鑑賞」が20%、「音楽鑑賞」が16.7%で、「読書」は15%だった。
1週間に読書に充てる時間については、「1~2時間」が31.7%で最も多く、次いで「4時間以上」が25%、「3~4時間」が23.3%、「1時間未満」が20%だった。「4時間以上」は大半が社会人だった。読む本の種類については、51.7%が娯楽を目的としているため恋愛小説、推理小説、SF、マンガなどを挙げた。
読書時間が少ない理由としては、「時間がない(学習やフェイスブックなどに多くの時間を割いているため)」と「対話型ではないためつまらない」と回答した人が多かった。学生の多くは教師や家族との対話が少なく、インターネット上で憂さ晴らしをしているようだ。
なお、ベトナム人の1年間の読書数は平均0.8冊で1冊にも満たないという文化スポーツ観光省の統計もある。一方、フェイスブックが発表した統計によると、ベトナムのフェイスブックユーザー数は3000万人で、平均利用時間は1日2.5時間に上るという。ユーザーの約75%が18~34歳の若者で、友達とのチャットや友達の近況チェックなどの目的でアクセスしている。こうした実情から、ベトナム人の活字離れやインターネット依存が懸念されている。
[Tuoi tre,05/11/2015 11:22 GMT+7,O]
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