[社会]
日本の伝統織物によるアオザイ発表、デザイナーのチュン氏
2015/09/10 07:18 JST更新
(C) vnexpress |
南中部沿岸地方ビントゥアン省ファンティエット市ホンロム島で9月12日(土)、ベトナム人デザイナーのボー・ベト・チュン氏によるファッションショー「I LOVE MUINE」が行われる。
今回のファッションショーでチュン氏は「ハロー・ニューヨーク(Hello New York)」「ロイヤル(Royal)」「桜(Sakura)」と題した3つのコレクションを紹介する。このうち、ベトナムの原料と日本のモチーフを合わせた「桜」は、同氏が心血を注いだコレクションとなっている。
「桜」は、「マックヌア(Mặc Nưa)」と呼ばれるベトナム産のカキノキ科の木の実を染料として使い、日本人の職人が織り上げた織物から作ったアオザイやドレスなど10枚の衣装のコレクション。マックヌアを用いることで、神秘的な黒色且つ防水の織物ができる。また、それぞれに桜や鶴など日本の伝統的な着物と同じモチーフが刺繍で描かれている。
チュン氏は日本人の職人に、日本の伝統的な反物に合わせて約40cm幅(長さは異なる)の織物1000枚以上を発注したという。織物1枚の価格はおよそ2000USD(約24万円)と推計され、アオザイ1着に2枚の織物が使われている。
これらのコレクションはファッション情報専門チャンネルのFashionTV(FTV)などで紹介される。また、年末には米国ニューヨークでも出展される予定。
[VnExpress, 09:14 (GMT+7) 9/9/2015, A]
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