[社会]
ホーチミン:市外戸籍の生徒急増、教室不足が深刻に
2015/09/03 17:43 JST更新
(C) tuoitre |
ホーチミン市教育訓練局によると、2015年度における市内の保育所、幼稚園、小学校、中学校、高校の新入生の合計は2014年度に比べて+8万5000人増加し、このうち市内に戸籍のない生徒が大きな割合を占めている。
例として、同市ビンタン区における2014年度の生徒数は8万2555人だったが、今年度は+1万3000人増の9万5156人に上った。このうち大きな割合を占めているのは市外戸籍の生徒で、小学生4万2000人のうち40.5%に当たる1万7000人が市外戸籍の生徒だ。
ビンチャイン郡では、市内に戸籍のない生徒数が2013年の1万9000人から2015年には2万7000人へと拡大した。市外戸籍の生徒が大幅に増加したのは、ビンロックA村やビンロックB村、タンキエン村、ビンフン村など都市化が急速に進んでいる村に集中している。ビンタン区やビンチャイン郡だけでなく、ホックモン郡やゴーバップ区、12区など多くの区・郡で市外戸籍の学生が急増している。
新入生の急増は、学習の質に悪影響を与えるほか、教室・学校や教師の不足にも繋がっているのが現状だ。ビンタン区では、2010年から2015年にかけて教室・学校の増設が相次いでいる。ビンチャイン郡では、2015年度に421人の教師が必要となるが、53.7%に当たる226人しか採用できていない。
同市計画投資局の副局長は「2017~2018年度には多くの区・郡で学校建設用の土地がなくなるだろう。今後数年間で用地が確保できるかどうかが問題だ」との見解を示している。
[My Dung, Tuoi Tre, 09:19 (GMT+7) 27/08/2015, A]
© Viet-jo.com 2002-2024 All Rights Reserved.
このサイトにおける情報やその他のデータは、あくまでも利用者の私的利用のみのために提供されているものであって、取引など商用目的のために提供されているものではありません。弊サイトは、こうした情報やデータの誤謬や遅延、或いは、こうした情報やデータに依拠してなされた如何なる行為についても、何らの責任も負うものではありません。