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[社会]

光海底ケーブルに新たな2ルート、2016年供用開始の見通し

2015/06/12 08:54 JST更新

(C) ictnews
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 ベトナムと香港を結ぶ光海底ケーブル「アジア・アメリカ・ゲートウェイ(AAG)」の相次ぐ切断事故を受けて、AAGへの依存を緩和するため、ベトナム軍隊通信グループ(ベトテル=Viettel Group)をはじめとする国内の多くのインターネット・サービス・プロバイダー(ISP)は、迂回ルートの容量を増やすと共に、新たな光海底ケーブルの敷設プロジェクトに参画している。

 現在、迂回ルートとして、アジア各国を結ぶ海底ケーブル「イントラアジア(IA)」と、中国までを結ぶ陸上ケーブルが使用されている。これに加えて、新たな光海底ケーブル「アジア・パシフィック・ゲートウェイ(APG)」、及び「アジア・アフリカ・ユーロ1(AAE-1)」の敷設が進められている。APGとAAE1のいずれも、2016年に供用を開始する見通しだ。

 APGは、ベトナムとアジア各国を結ぶ全長約1万1000km、容量4Tbpsの光海底ケーブルで、◇ベトテル、◇FPT情報通信[FPT](FPT Holdings)傘下のFPTテレコム(FPT Telecom)、◇CMCテレコム(CMC Telecom)などが出資している。

 AAE-1は、ベトナムとアジア、ヨーロッパ、アフリカを結ぶ全長2万5000kmの光海底ケーブルで、ベトテルが国内唯一の出資企業となっている。 

[TK, ICT News, 09:39 11/06/2015, A]
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