[社会]
ハノイ:メトロ工事現場でまたも事故、今度はクレーン倒壊
2015/05/14 08:17 JST更新
(C) vnexpress |
(C) vnexpress |
ハノイ市都市鉄道(メトロ)3号線(ニョン~ハノイ駅区間) の工事現場で、
10日の鉄骨梁落下に続きまたしても事故が発生した。
12日16時ごろ、同市カウザイ区カウザイ通りのメトロ3号線ニョン~キムマー区間の高架橋工事現場で、クレーンが倒壊し、向かいの民家を直撃した。この事故により、バイク1台がクレーンのケーブルに絡まり転倒し、乗っていた男女2人のうち男性が軽傷を負った。女性は無事だったが、妊婦だったことから検査のため病院へ緊急搬送された。
事故の原因はクレーン車の運転手の操作ミスによるものだという。事故が発生した工事現場で作業を行っているのは韓国系のデーリム社(Daelim)。
立て続けに事故が発生したことを受け、同プロジェクトの投資主を務めるハノイ市人民委員会は、安全基準を見直すため、13日よりメトロ3号線の全ての工事を一時中止するよう命じた。
メトロ3号線は全長12.5kmで、ニョン~キムマー区間(8.5km)が高架部分、キムマー~ハノイ駅区間(4km)が地下部分となり、12駅が設置される。主にフランスの融資を原資として、2010年9月に着工。2018年末に完成し、2019年年初にも運行開始の見通しとなっている。
同市で同じく進められているメトロ2A号線(カットリン~ハドン区間)の工事現場でも、2014年11月と12月に相次いで事故が発生し、工事は一時中止され、建設業者の見直しが行われた。
[VNExpress等, 17:01 (GMT+7) 12/5/2015, A]
© Viet-jo.com 2002-2024 All Rights Reserved.
このサイトにおける情報やその他のデータは、あくまでも利用者の私的利用のみのために提供されているものであって、取引など商用目的のために提供されているものではありません。弊サイトは、こうした情報やデータの誤謬や遅延、或いは、こうした情報やデータに依拠してなされた如何なる行為についても、何らの責任も負うものではありません。