[社会]
全米2人目のベトナム系市長が誕生、加州ガーデングローブ市
2014/11/24 06:20 JST更新
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ベトナム系の米国政治家、バオ・グエン氏(男性・34歳)が、17日に行われたカリフォルニア州南部オレンジ郡ガーデングローブ市の市長選で、同市史上最年少の市長に選ばれた。越僑が米国の市長に当選したのは今回が2回目。
グエン氏は、現市長のブルース・ブロードウォーター氏を15票差で下し辛勝した。ブロードウォーター氏が票の再集計を求めなければ、結果は正式に発表される見通しだ。
グエン氏はタイで生まれ、生後3か月の時に米国へ移住した。カリフォルニア大学アーバイン校で政治学の学士号を、ナロパ大学(コロラド州)でインド・チベット仏教の修士号を取得し、政界に入る前は教師の職に就いていた。
2010年の国勢調査によると、ガーデングローブ市の人口は約17万人で、白人のほかベトナム人や韓国人などのアジア人が多く居住している。グエン氏はベトナム語、英語、スペイン語を自在に操ることができるというアドバンテージを利用して、民族分裂が問題となっている同地域のコミュニティの団結に努めていくという。
なお、同市に隣接するウェストミンスター市では、
現市長のチー・タ氏が再当選した。オレンジ郡の中でもガーデングローブ市とウエストミンスター市の両市は米国で越僑が最も多く居住している地域として知られており、「リトルサイゴン」とも呼ばれている。
[VNExpress等, 09:20 (GMT+7) 20/11/2014, A]
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