[社会]
ビンズオン省:4歳児虐待で両親を逮捕、外傷性脳損傷の診断
2014/09/16 07:40 JST更新
(C) doisongphapluat 逮捕されたミン容疑者(左)とチャン容疑者(右) |
(C) doisongphapluat 虐待に遭ったガンちゃん |
東南部ビンズオン省ジーアン町警察は12日、4歳になる娘を虐待した疑いで同町アンビン地区在住の夫婦、ドー・チョン・ミン容疑者(男・27歳)とグエン・ティ・トゥイ・チャン容疑者(女・26歳)を逮捕した。
近隣の住民らによると、容疑者2人は4月から同地区で部屋を借りてガンちゃんと3人で住んでいたという。10日午後20時ごろから夫婦の怒鳴り声が絶えず、更にガンちゃんの悲鳴が聞こえたため、心配した隣人が夫婦の部屋を覗こうとしたが、2人に拒否された。
翌日になってもガンちゃんが部屋から出て来ないことを不審に思った近隣住民は、ガンちゃんの様子を確認するため、チャン容疑者が仕事に出かけた後の12日午後16時ごろ、ミン容疑者がドアを開けている隙に部屋に押し入った。そして、部屋の奥の方で、顔面は大きく腫れ上がり、目元にはひどい血腫ができた状態のガンちゃんが倒れているのを発見した。
その後ガンちゃんは、近隣住民により病院へ救急搬送されて応急処置を受けた。命に別状はないが、外傷性脳損傷と診断され、後遺症が残る可能性もあるという。ミン容疑者は逃走しようとしたが、近隣住民に軟禁され、同日に警察へ引き渡された。またチャン容疑者も同日、警察に緊急逮捕された。
警察の取調べに対し容疑者2人は、ガンちゃんがガスコンロで遊んでいたため、チャン容疑者が長さ約60cmの棒でお尻や腕を叩き、更にガンちゃんの泣き声に腹を立てたミン容疑者が拳でガンちゃんの頭部や顔を殴った上、ガンちゃんの両手を縄で縛って深夜0時までの約4時間放置したと供述している。
容疑者2人は、ガンちゃんは自分たちの間に生まれた実子だとしているが、警察からの連絡を受けて病院に駆けつけたチャン容疑者の実母によると、容疑者2人は正式には入籍しておらず、2010年から同居しているが、ガンちゃんはチャン容疑者とその前夫との間に生まれた連れ子であり、ミン容疑者の実子ではないということが明らかになった。警察は刑事事件として立件し、容疑者2人を厳しく処分する方向で裏付け捜査を進めている。
[Doi song phap luat, 07:30 (GMT+7), 15/09/2014, A]
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