VIETJO - ベトナムニュース 印刷する | ウィンドウを閉じる
[社会]

コーチシナ総督府の歴史資料、ユネスコ世界記憶遺産登録へ

2014/08/14 08:19 JST更新

(C) kinhtesaigon 国立保存センター2号館
(C) kinhtesaigon 国立保存センター2号館
 内務省国家文書保存局及びホーチミン市人文社会科学大学が11日に開催したコーチシナ総督府資料に関する科学セミナーで、コーチシナ総督府の歴史資料を国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)の「世界の記憶(世界記憶遺産)」へ2014年末に登録する準備を進めていることが明らかになった。  コーチシナ総督府の歴史資料は、フランス統治時代の1859年から1945年にかけてのベトナム南部に関する資料で、政治や軍事、外交、経済、文化、教育、医療、社会、宗教などの書類7万3000部から成る。現在は国立保存センター2号館(17A Le Duan St., Dist.1, Ho Chi Minh City)で保存されている。  この歴史資料は、国内外の研究活動においても大きな価値を持つ貴重な資料として、各国の研究者の注目を集めている。  なお、「コーチシナ」はフランス統治時代におけるベトナム南部の呼称。また、コーチシナ総督府は、フランスとグエン(阮)朝の間で1858年から1862年にかけて行われたコーチシナ戦争後にサイゴン(現在のホーチミン市)に設置された。以後、同総督府がフランスのベトナム侵略のための拠点となった。 

[Nguyen Vinh, Saigon Times, 16:47 (GMT+7) 11/08/2014, A]
© Viet-jo.com 2002-2024 All Rights Reserved.


このサイトにおける情報やその他のデータは、あくまでも利用者の私的利用のみのために提供されているものであって、取引など商用目的のために提供されているものではありません。弊サイトは、こうした情報やデータの誤謬や遅延、或いは、こうした情報やデータに依拠してなされた如何なる行為についても、何らの責任も負うものではありません。

印刷する | ウィンドウを閉じる