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[社会]

新国会議事堂を10月から試運用、タンロン遺跡管理問題は解決せず

2014/08/13 14:12 JST更新

(C) vneconomy 新国会議事堂全景(手前右側はタンロン遺跡発掘区)
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(C) vnexpress
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 ホアン・チュン・ハイ副首相はこのほど、建設省及び各関連機関に対して、ハノイ市の世界遺産タンロン城王宮跡に建設中の新国会議事堂を10月始めには試運用できるよう、8月31日までに全ての建設工事を完了し、9月15日までに同議事堂のシステム設備の据え付けを終えるよう要請した。  ハイ副首相はこのほか、新国会議事堂の地階に設置される予定のタンロン城王宮跡の遺跡・遺物展示室案についても、首相や各関連省庁の意見に基づいて早急にまとめるようベトナム社会科学研究所に求めた。  また、同遺跡の考古学発掘及び遺跡移転案については、新国会議事堂の建設で地下道や駐車場の下に埋もれてしまう遺構・遺物の価値を判断すると共に、できる限り現状を維持すべく、遺跡保存計画を作成するよう各省庁に要求した。  新国会議事堂は、10月に開かれる次回国会に合わせて試運用が開始される見込みだ。  なお、これに先立ち、ユネスコ(国連教育科学文化機関)はベトナムのユネスコ駐在大使ズオン・バン・クアン氏及びベトナムユネスコ国家委員会に対して、世界遺産である同地における新国会議事堂建設は違反行為であるとし、これについて説明を要求している。更に、万が一迅速に対応されなかった場合、ユネスコが専門家を派遣し調査を行う可能性についても警告しているが、現在までのところ問題解決は図られていない。 

[Doan Loan, VNExpress, 11/8/2014 | 15:44 GMT+7, A]
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