[社会]
英国における少年少女人身売買被害者、ベトナム人が全体の5分の1
2013/06/20 14:37 JST更新
(C)Thanh Nien, 行方不明の少年たち |
英国の国営放送局BBCによると、多くのベトナム人少年や少女が人身売買グループの餌食になっており、英国で大麻の違法栽培に従事させられているという。18日付タインニエン紙(電子版)が報じた。
BBCが報じたところによると、同国で行方不明となっている子供達の情報を掲載するウェブサイト<
www.missingkids.co.uk>に載っている行方不明の子供のうち、5分の1がベトナム人若しくはベトナム系とされている。少年らはベトナム系人身売買グループに騙され、母国から英国へ連れて来られたと見られている。
奴隷制度に反対する国際機関「反奴隷制度インターナショナル」の英国事務所の代表者は、「英国ではベトナム系の人身売買グループが最も活発に活動している」と指摘した。また、同機関の統計データによると、2012年に英国で人身売買の被害者となったベトナム人少年及び少女は96人に上るという。
助け出されたベトナム人少年の話では、多くの仲間が英国で虐待を受けながら、大麻の違法栽培をさせられているが、母国にいる家族への報復を恐れて、逃げ出すことができないでいるという。
[Phuc Duy, thanhnien, 12:08 (GMT+7) 18/06/2013, K]
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