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[社会]

反国家宣伝罪に問われた女子大生ブロガーに禁固6年の判決

2013/05/21 07:16 JST更新

(C)Thanh Nien, ウエン被告(左)とカー被告
(C)Thanh Nien, ウエン被告(左)とカー被告
 反国家宣伝罪で起訴されたブロガー2人の裁判で、ロンアン省人民裁判所は16日、ディン・グエン・カー被告(25歳男)と大学3年生のグエン・フォン・ウエン被告(21歳女)にそれぞれ禁固10年、禁固6年の実刑と刑期終了後3年間の保護観察処分の判決を下した。16日付タンニェン紙(電子版)が報じた。  起訴状によると、2012年4月~5月頃、カー被告とウエン被告はフェイスブックを通じて反政府組織「愛国若人」のメンバーでタイ在住のグエン・ティエン・タイン容疑者(ホーチミン市警察により指名手配中)と知り合った。  2012年8月31日、タイン容疑者は電子ファイルをカーに送信し、公共の目立つ場所にベトナム共和国(1975年まで存在した南ベトナムの国家)の国旗と共にファイルの内容を掲示するように指示した。カーは指示された通り実行した後、その模様を撮影した画像をタイン容疑者に送付、その写真は「愛国若人」のウェブサイトに掲載された。  その後、2人はタイン容疑者の指示に従って、2012年8月にロンアン省タンアン市やハムトゥアンバック郡ハムチー村で、ベトナム共和国の国旗と反政府的スローガンを掲示。この模様を写した画像も「愛国若人」のウェブサイトに掲載された。続いて2012年10月に、ホーチミン市ホクモン郡の陸橋の上からビラをばら撒いた。  カー被告とウエン被告は、これらの反政府活動はネットを通じてタイン容疑者の指示により行われたものだと認めている。供述によると、両被告は元々個別に反政府活動を行っていたが、2012年10月のホクモン郡での反政府活動については念入りに打ち合わせを行い協力して実施したもので、カーが主犯格でウエンが協力者という立場だったという。 

[Thanh Nien, 16/05/2013 17:41]
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