[社会]
ホーチミン:参加型カフェが登場、学習や食品作りを体験
2013/03/02 08:09 JST更新
(C)Tuoi tre,Bao Chau |
ホーチミン市では、利用者がコーヒーを飲みながら学習したり、食品作りを体験したりできる参加型のカフェが登場している。25日付トゥオイチェー紙(電子版)が報じた。
10区タインタイ通りにある「キャッシュフローカフェ」では、毎週日曜日の午前中にキャッシュフローゲーム会を開いている。このゲームは、遊びながらお金持ちになる方法を学べるとして人気がある。
取材した日には、高校1年生から40代の大人まで20人ほどが参加していた。ホーチミン市人文社会科学大学の学生チャン・グエン・ハインさんは、「私は経済学を専攻していませんが、ゲーム後にカフェのスタッフが結果を分析しアドバイスしてくれるので、自分の消費の仕方を振り返って学ぶことができます。ほとんど毎週参加しています」と話した。
通常、ファイナンスや証券投資に関する各学習コースに通えば、学費は100万~400万ドン(約4420~1万7700円)。だがこのカフェに通えば、1グループが1回プレーする毎に5万~6万ドン(約221~265円)の料金で済む。
このカフェのオーナーのボー・ズイ・アインさんは、「効果的な投資の方法を学ぶ最も良い方法は、自分で経験を積むことと人と意見を交わせる環境を持つことです。ゲームを通して理解を深めた後ならば、自分で投資できるようになるでしょう」と語った。
文学、芸術、心理学などについて、真剣に話し合うことのできるカフェもある。1区ホーハオホン通りの「サイクカフェ」では、毎週日曜日に専門家を招いて心理学を学ぶ会を開いている。料金は、飲み物や資料代を含めて1回当たり10万ドン(約442円)。テーマは産後うつ病や恋愛における男女の心理の違いなど、身近な話題が多い。既に18回開催しており、毎回18~25人の参加者があるという。
一方食品作り体験型としては、3区バーフエンタインクアン通りにあるアイスクリーム専門店「N2ヘブン」がある。ここでは、自分で好みのフルーツを選び、好みの量のミルクを使ってアイスクリームを作ることができる。外国人観光客にも人気があるようだ。
アイスクリームの他、カップケーキやミニピザ作りを体験できるカフェもある。こうしたカフェは、友人らとただおしゃべりするより、短時間に自分好みの食品を作ることができ、新しいことを楽しみながら経験できるとして歓迎されている。
[Tuoi tre online,25/02/2013 08:01 (GMT + 7),O]
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