[社会]
ホーチミン:「楽に稼げて住みやすい」と外国人英語教師急増
2012/12/15 08:29 JST更新
(C)Tuoi tre,Thu Trang |
ホーチミン市では英語を教える外国人教師の数が急増している。ベトナムで英語を教えることは、外国人にとって「仕事を見つけやすいこと」と「生活費が安いこと」の2つの点が魅力となっている。トゥオイチェー紙(電子版)が報じた。
米国人女性のスーザンさんは去年の10月にホーチミン市に来て、1か月ほどで簡単に英語学校教師の仕事が見つかった。給与は月1700ドル(約13万9000円)ほどで、仕事も楽だという。
同じく米国人女性のアンドリアさんも、8か月前からホーチミン市の英語学校で教えている。韓国で2年間英語を教えていたという彼女は、「韓国では受け持つ授業数が多く緊張を強いられる毎日だったが、ベトナムでは生活を楽しんでいる」と話す。
米国人男性のマイケルさんの英語教師としての月収は1400ドル(約11万5000円)ほどだが、欧州に行っていたらこれほどの収入は望めなかっただろうと語った。
彼らがホーチミン市に来るもう一つの理由は、生活費が安いこと。米国人男性のラスティさんは、チェコで6年間英語を教えた後、友人の誘いを受けて2009年にホーチミン市に来た。チェコでの月収は1200~1400ドル(約9万8400~11万5000円)だったが、今では1500~2000ドル(約12万3000~16万4000円)に増えた。チェコでの生活費が高かったのに比べ、ベトナムでは家賃から食費、電話代に至るまで安いという。
前出のマイケルさんは、生活費を全て払った後でも月に500~600ドル(約4万1000~4万9200円)の貯金をし、スーザンさんも生活費を切り詰めなくても月に約1000ドル(約8万2000円)の貯金ができるという。
ベトナムで英語を教えることは、外国人にとってべトナムを旅行し文化を理解する機会でもある。米国在住越僑女性のファンさんは、家族の勧めで2010年にベトナムに来た。英語教師をしながら、両親の生まれた国である自分のルーツへの理解を深めている。1年で帰国する予定だったが、ここでの生活が気に入り、もう1年いることにした。
前出のラスティさんはこの3年間に、ハロン湾、ホイアン、ニャチャンなどベトナムの有名観光地を旅行した。米国内で同様に旅行したら、10倍の費用がかかるだろうという。旅行好きのマイケルさんは、お金を稼ぐことができ旅行費用が安い国としてベトナムを選んだと語った。
[Tuoi tre online,23/11/2012, 04:30 (GMT+7),O ]
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