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ホーチミン市で28日、「ホーチミン市民の足をバイクから公共交通機関に転換するにはどうすればよいか?」をテーマとするセミナーが開かれた。現在の主な公共交通機関であるバスが市民の足になっていない原因について分析する意見が多く発表されたが、画期的な提案はなかった。29日付トゥオイチェー紙電子版が報じた。 公共旅客運輸運行管理センターによると、市内にはバス運行に欠かせないターミナルや中継所の土地が不足しているという。必要な面積は順に51.5ヘクタールと29.65ヘクタールだが、現状は9.77ヘクタール、9.04ヘクタールしかない。停留所は約4000か所あるが、雨や日差しをさえぎる屋根のある停留所はこのうち1割に過ぎない。 ホーチミン市開発研究所のグエン・チョン・ホア所長は、「個人の交通手段として利便性の高いバイクがこれだけ普及してしまった後に、他の交通機関に変更させるのは大変難しい。また、都市計画を作成する際に道路は地図に描いても公共交通機関を同時に考慮していないことが問題」と分析した。 同市交通運輸局産業運輸管理課のレ・チュン・ティン課長は、利用者の意見をよく聞くことが第一に必要なこととしたうえで、運転手や車掌の待遇を改善することも必要と指摘、待遇改善で利用者への態度も良くなるとの見方を示した。ある調査によると、利用者の40%以上が乗務員の態度はバスを選ぶかどうかの決定に影響すると回答している。
[Tuoi tre online, 29/04/2011, 08:03 (GMT+7), O]
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