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[社会]

ハノイ:従業員の8割が身体障害者のパン屋さん

2011/04/30 08:35 JST更新

 ハノイ市タイホー区グエンホアントン通り8番地のパン屋「ドンキーベーカリー」では40人の従業員が働いているが、身体障害者がその8割を占めている。26日付ハノイモイ紙電子版が報じた。  この店は2009年8月に、マルク・ステンフェルト・クレーゼ(Marc Stenfert Kroese)氏とルエン・シェルさんが共同でオープンした。当初はドーナツを売っていたが、その後パンの種類を増やしていった。従業員40人のうち、聴覚障害者が35%、視覚障害者が20%、その他の身体障害者が25%を占める。彼らの仕事はパン作り、販売、配達、経理などさまざまだ。給与は初任給が130万~150万ドン(約5200~6000円)で、その後能力によって金額が上がっていく。  クローゼ氏は「我々の使命は、身体障害者も厳しい競争市場の中で仕事で貢献できることを示すことにある。従業員を採用するときの基準は学歴ではなく、性格が仕事に向くかどうかや向上心がどれだけあるかだ」と語った。ドンキーベーカリーは今年初めに、障害者雇用に関する労働使用者コンサルティング評議会(BREC)から、障害者の雇用促進に貢献した各企業・団体・個人に贈られるグリーンリボン賞が授与された。  

[Ha Noi moi online, 26/04/2011 07:03, O]
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