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中国と国境を接する東北部ラオカイ省では数か月前から、ホン川(紅河)沿岸の土砂の色が変わり悪臭を発するなどの異変が起きている。これまでにはなかった現象で、中国側にある工場で未処理排水を垂れ流ししていることが原因とみられている。1日付グオイラオドン紙電子版が報じた。 ラオカイ省環境保護支局は、ホン川の水量が少なく流れの速度も遅くなっているため水中の汚染物質が流されず沈殿しているとみている。今年の2月に入ってから汚染の度合いは悪化している。2月15日にラオカイ気象観測所が川の水を採取し水素イオン指数(pH)を検査したところ、数値は8でアルカリ濃度が高いことを示した。以前の検査ではpHは7.0~7.5の間だった。 同省資源環境局は原因を探るため、2月末にホン川沿岸の視察を行った。国内で最もホン川上流に位置するバットサット郡アームースン村では、水が白く濁り悪臭を放っていた。同局は、20キロメートルほど上流にある中国のタピオカ加工工場の排水が原因とみている。また、ラオカイ市に至るまでのホン川対岸の中国側には銅鉱石の選鉱場や酒造工場もあり排水が垂れ流しされている可能性があるとみている。
[Nguoi lao dong online, 01/03/2011 00:24, O]
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