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ハノイ市では旧正月(テト)用の草花としてキク、バラ、ユリなどが好まれているが、このところの冷え込みで出荷が大幅に遅れる見込みだ。この品薄とテト前の値上げ攻勢で、これらの花の価格は通常時の4~5倍に達する可能性があるとみられている。13日付ベトナムエコノミックフォーラムが報じた。 ハノイ市タイトゥー地区で1万本のキクを育てているグエン・バン・フオンさんは、今年は例年に比べ蕾のつきが悪いと話す。天候不順が続いて対処に苦労しており、テト用としてはキク園面積の3分の1程度しか出荷できる見込みがないという。バラやユリの発育状況も同様で、テト用に出荷できるかどうかは今後の天候次第だ。 市場では既にこれらの草花の価格が上がり始めている。フオンさんによると、今年の出荷価格は前年より2~3割高めになる見通しで、天候によって5割増になる可能性もあるという。 同じくタイトゥー地区でユリを栽培しているビンさんは、もしテトに開花が間に合わなければ販売機会を失ってしまうと気をもんでいる。「この天候が続けば開花はテトの1週間後になる。ユリの球根の価格はキクに比べ100倍以上高い。売れなければ借金を抱えてしまう」と唇を噛んだ。
[Vietnam economic forum, 13/01/2011 06:00 GMT+7, O]
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