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デング熱ウイルスを媒介するネッタイシマカに寄生生物を感染させて、デング熱の伝播を抑制する研究が行われている。早ければ年内にも、感染させた蚊を自然界に放つ実験が国内で行われる予定だ。10日付グオイラオドン紙電子版が報じた。 保健省予防保健局のブー・シン・ナム副局長によると、この寄生生物は「ボルバキア」と呼ばれる共生細菌の一種で、3割の昆虫がこの細菌を体内に宿しているがネッタイシマカではこれまで発見されたことがないという。このボルバキアをネッタイシマカに人工的に感染させると、蚊の寿命が半減するほか、蚊の体内でデング熱ウイルスの発展を抑える効果のあることが分かった。 この研究は、オーストラリアのクイーンズランド大学とベトナムの中央伝染病衛生研究所が共同で2006年から実施している。2月にオーストラリア北部で、人工的にボルバキアに感染させた蚊を自然界に放つ実験が行われる予定。ナム副局長によると、この結果をみて保健省に実験実施を提案する計画で、早ければ今年中に南中部カインホア省の島で実験が行われる見通し。
[Nguoi lao dong online, 10/01/2011 | 00:01GMT+7, O]
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