ティエンフォン紙記者を恐喝容疑で現行犯逮捕 [社会]

　公安省警備捜査局は13日、ティエンフォン紙編集部副書記で記者のファン・ハー・ビン容疑者を、ある企業を恐喝し現金2億2000万ドン(約92万円)を受け取ったとして現行犯逮捕した。同局は14日、同容疑者の自宅を家宅捜索するとともに、勤務先のティエンフォン紙編集部で職員らから事情聴取した。　ビン容疑者は9月半ばから別の記者と共に、ハー・ファンの筆名で「2大企業グループの大規模プロジェクトとさまざまな疑問」をテーマに一連の記事を執筆し、ティエンフォン紙に掲載した。このうち「SGTとKBC、羊頭狗肉の巨大プロジェクト」と題された記事は、サイゴン投資グループ（SGI）傘下のサイゴン・タンキーセメント株式会社にとって不利益な内容が書かれたものだった。　ビン容疑者はこの記事掲載後、サイゴン・タンキーセメント社の責任者と何度も会い、金を払わなければ同社を攻撃する記事を引き続き掲載すると脅したとされる。同社は現金を支払うことに同意すると共に警察に通報。警察は13日夜、現金を受け取ったところで同容疑者を逮捕した。

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