ハザン省人民委主席、買春行為で解任へ [社会]

　ベトナム共産党中央検査委員会はこのほど、北部ハザン省人民委員会のグエン・チュオン・トー主席の解任と党の全役職の解任を党書記局に提案した。トー氏は人民委主席という立場にありながら、買春行為を繰り返していたとされる。　2006年11月、ハザン省ハザン町警察は町内のホテルで売春行為をしていた女性を現行犯逮捕した際、女性から押収した携帯電話にベッドに裸で横たわる男性の写真4枚があるのを発見した。町警察はこの男性がトー氏であることを確認、女性から2005年11月にトー氏と性的関係を持った際に写したものとの証言を得た。　町警察はハザン省警察のグエン・ビン・バン署長にこの事実を報告。バン署長は共産党省委員会のホアン・ミン・ニャット書記に報告したが、ニャット書記はトー氏に注意しただけで、事実を上級機関に報告せず握りつぶした。　しかし昨年9月に同省ビスエン郡で高校の校長が未成年者を買春したとして摘発された事件で、売春をあっせんしていた女性2人が買春客の中にトー氏がいたことを法廷で証言。そのため、中央検査委員会がトー氏の違反行為について調べていた。同委員会は、トー氏の違反行為を知りながら隠匿したホアン・ミン・ニャット書記とグエン・ビン・バン署長にも責任を取るよう求めている。

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