盗難鉄材、海上での引き渡し現場を摘発 [社会]

　南中部カインホア省バンフォン国境警備所のパトロール隊は11日午後7時ごろ、同省ニンホア郡ニントゥイ村にある韓国系ヒュンダイ・ビナシン造船社(HVS)の港付近の海上で、タンカー「ペトロリメックス3号」から出所不明の鉄材約2トンを漁船に引き渡している現場を発見、摘発した。　国境警備所の調べによると、鉄材を受け取っていたのは地元漁民のグエン・タイン・ファット（46歳・男）で、転売してもうけるつもりだったと供述している。当局は、ペトロリメックス3号の船員らがHVSから鉄材を盗んだものとみて捜査している。ペトロリメックス3号はHVSでの修理を終え、1週間ほど前から現場に停泊していた。　HVSによると、この数年造船所の設備の盗難事件が頻発しており、昨年9月にも塗料噴霧機7台が盗まれたという。

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