VIETJO - ベトナムニュース 印刷する | ウィンドウを閉じる
[社会]

野生動植物の消費、66.2%が食用

2009/08/18 06:35 JST更新

 ベトナム共産党中央教宣委員会は12日、野生動植物の保護に関するセミナーを開催した。この席で、ベトナム市場に出回っている野生動植物の量は推定で年間約3400トン(約100万頭)、このうち18%が違法な捕獲によるものというデータが発表された。また農業農村開発省林業局によると、国内の野生動植物の消費割合は▽食用66.2%▽観賞用0.3%▽医薬品材料0.4%▽輸出18.3%▽国境小額貿易輸出14.8%――となっている。  ベトナム動物学会のダン・フイ・フイン会長によると、以前は野生動物の捕獲・取引は山岳地方の一部地域で行われているだけだったが、1990年以降富裕層向けの市場が拡大していったという。現在確認されている約200種類の野生動物のうち約80種類が取引されており、ヘビ、オオトカゲ、センザンコウ、カメ、ヤマネコ、トラ、ヒョウ、クマ、ゾウ、イノシシ、シカ、サルなどの数が多い。  フイン会長は「都市部やリゾートの高級レストランで野生動物が使われている。このままではいくら保護活動を行っても捕獲のスピードに追いつかない」と警鐘を鳴らしている。  

[Thanh nien online, 12/08/2009 23:55 ]
© Viet-jo.com 2002-2024 All Rights Reserved.


このサイトにおける情報やその他のデータは、あくまでも利用者の私的利用のみのために提供されているものであって、取引など商用目的のために提供されているものではありません。弊サイトは、こうした情報やデータの誤謬や遅延、或いは、こうした情報やデータに依拠してなされた如何なる行為についても、何らの責任も負うものではありません。

印刷する | ウィンドウを閉じる