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[社会]

メタノール燃料電池、ベトナムでも実用化へ

2009/07/26 05:27 JST更新

 ベトナムでは近い将来、メタノール(メチルアルコール)燃料電池が実用化され、照明、携帯電話、コンピューター、自転車、自動車などで使用されることになりそうだ。  ベトナム科学技術アカデミー所属ホーチミン市物理学研究所のグエン・マイン・トゥアン博士はこのほど、ナノ素材とナノテクノロジーを応用したメタノール使用の燃料電池の実験に成功したと発表した。実験では、わずか3ミリリットルのメタノール燃料電池で、20ミリワットの発光ダイオード(LED)1つを4時間発光させることができた。  トゥアン博士によると、燃料電池は長寿命で、ナノテクとナノ素材を使っているため簡単にリサイクルでき、また電池製造に必要な原料の8割を国内で調達できるという。博士らは現在、この製品の商品化に向け最終段階に入っている。  メタノール燃料電池はすでにNEC、東芝、LG、IBM、モトローラなどの製品で使用されており、2011年には世界で30億米ドル(約2800億円)の市場になるとみられている。  

[The Hanoi Times - Posted at 18h07, day 21 July, 2009]
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