カンボジアへのガソリン密輸が横行 [社会]

　原油の国際価格が高騰を続けている中、ベトナムからカンボジアへのガソリンの密輸が目立つようになっている。現在、カンボジアのガソリン価格はベトナムより1 リットル当たり4000～5000ドン(約28～36円)高いため、メコンデルタ地方のカンボジア国境の村々にはカンボジアでガソリンを売って一もうけしようと企む人々が集まっている。　アンザン省のティンビエン国境検問所近くには、こうした人々を相手にしたガソリンスタンドが7軒も乱立し、毎日数百人もの人々が20～30リットル容器1000～2000個分のガソリンをカンボジアへ密輸しているという。取り締まり当局の能力は限られており、2007年には年間わずか1500リットルのガソリン密輸を摘発したにとどまっている。

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